新型コロナウィルス関連(10)

新型コロナウィルス診断キットについて

現在、日本国内で承認されている簡易検査キットは、①クラボウの抗体検査キットと②富士レビオの簡易抗原検査キットだけです。これら以外の海外のキットに関しましては、精度にかなり問題があり、とても診断には使えないものが多くあります。

当院では、なるべく自院での検査をできるように、上記のキットの購入を希望しておりますが、富士レビオの検査キットは、政府が承認した医療機関(大学病院など)にしか販売しないとのことで入手できません。クラボウの抗体検査キットに関しましては、「今注文されても、いつお渡しできるか分からない」という返事です。

PCR検査につきましては、民間検査会社が検査をしていないので、われわれ個人医療機関では、検査が出来ない状態が続いています。

本当に、日本の医療はどうかしています。これらの検査キットを大量に生産して、希望者には検査をして、その中で陽性に出た人は、二次検査としてPCRでの再検査をすれば、無駄が省けると思うのに、政府がストップをかけるんですよね。

高血圧症、高脂血症、糖尿病の他、不整脈・心臓病などは松山市本町の循環器内科「医療法人伝光会 立命クリニック」へ

新型コロナウィルス関連(9)

先般、保険診療の「オンライン診療」について、新型コロナウィルス感染症拡大防止と関連付けて、いくつかの変更点がありました。

①テレビ電話ではなく、一般電話だけで診療を受けることが可能になりました。
②診察を受けずに医療機関から薬局に処方箋をFAXしてもらって、薬局から薬の配達を受けることも可能(薬局の対応によりますが)になりました。
③当院のような院内調剤といって、診療所内で調剤をしているところでは、電話で診療後、書留でお薬を郵送しても良いことになりました。

ただ、本当に最も人と人の接触機会を減らせるのは、まずお電話で病状報告をして頂き、先に当院院内で調剤をしておき、後ほど当院窓口でお薬をお渡しする方法です(接触は1回のみ)。現在、当院ではなるべく延期可能な検査を来月、再来月に延期することによって、患者様お一人お一人の当診療所内での滞在時間を短くすることによって、待合室はほぼ無人~1名の状態を保つよう心掛けております。

因みに、お薬を郵送するとなると、郵便局員*当院職員、郵便局員*配達員、配達員*患者様と接触機会は3倍に増えます。

ただ、公共交通機関を利用して当院をご受診される方は、感染機会が増えますので、お電話でご相談下さい。

高血圧症、高脂血症、糖尿病の他、不整脈・心臓病などは松山市本町の循環器内科「医療法人伝光会 立命クリニック」へ